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2022.07.19

黄ばみ発見!!こんな染み、なかったはずなのに!

桜の開花宣言が出ると、だいぶ暖かくなってきますね。
そんな時期は真冬のコートを片付けて、春物衣類の出番ですね!
「クリーニングして収納したのに、シミが出てきた!黄変してる!!」
なんて経験ありませんか?
衣替えのシーズンには、とっ~てもよく起きるトラブルです。
黄変の原因となるのはいろいろあるようなのですが、
主に、収納時に汚れが綺麗に落ちきっていない事やガスなどが原因だったりします。

酸化黄変って知ってますか?
衣替えの時はクリーニング、もしくはお洗濯してから、収納しますよね?
「1度しか着てないし、汚れてないから♪」そのまま収納!なんて絶対にダメですよ。

目に見えない汚れが、保管中に浮き出てくることは、本当によくあるんです。
染みや汚れを見つければ、「綺麗にしてから収納」ってなるんですけど、
目に見えない汚れは見つけられませんから、防ぐのがちょっと厄介です。
クリーニングやお洗濯でも綺麗に落ちきらなかった汚れが、
保管中に、酸化黄変して黄ばんできたりします。
ところで、酸化黄変って聞いた事ありますか?
酸素と化合して、黄色く変色するって意味なんですけど、まだピンっときませんよね?(・・?
わかりやすくたとえると・・・
りんごを切って、そのままに放置しておくと、黄色くなっていきますよね?
コレが酸化黄変の現象なんです。
汚れが空気中の酸素と化学反応を起こして、酸化されて、黄ばみの原因になっているんです。
黄ばみを発生しにくくするためには、普段はこまめなお洗濯を心がけてくださいね。
クリーニングに出される時も、「汗をかいた」など、ご相談された方がいいですよ。
スーツやコートなどは一般的にクリーニング店さんではドライクリーニングされます。
でも、ドライクリーニングでは、汗汚れや水溶性の汚れなどは落ちません。
最近では、クリーニング店さんによっては、
汗抜きクリーニングやダブルクリーニングを施してくれるお店もありますから、
お気軽に受付スタッフさんにご相談された方がいいですよ
ウチも裏メニューだったりします(笑)
店頭の看板だけ見て、「汗抜きクリーニングして下さい。」って預けるよりも、
クリーニング内容をしっかり確認してくださいね。
クリーニング方法は千差万別です!
衣替えの収納時にはしっかり防虫剤を入れて、高温多湿の場所への保管は避けてください。
また、クリーニング店さんで包装してもらったビニール袋に入れたまま保管は絶対にやめてくださいね。
まずはお洋服を綺麗にしてから、衣替え!コレが一番大切です。

ガスによる黄変?
黄ばみの原因として、もうひとつよく言われるものがあります。
それが、NOx(窒素酸化物)による黄変です。
Noxとは、物が燃焼すると、物に含まれる窒素分や空気中の窒素が酸化され、
一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)が生成します。
NOとNO2は総称して、窒素酸化物(NOx)と呼ばれています。
主な発生源は工場や自動車に代表されますが、ストーブ、給湯器などの身の回りにも多く存在します。
冬場に使う、石油ストーブやガスファンヒーターなどからも発生してますから、要注意です!!
室内温度があがり、高温多湿になると、衣類の黄ばみが発生しやすくなりますよ。
また、近年ではポリエチレンやポリプロピレンなどビニール袋など使用された酸化防止剤として含まれている、BHT(ブチル・ヒドロキシ・トルエン)も原因などと判明してきました。
難しい言葉がいっぱい並びましたが・・・
つまり、クリーニング店から受け取った衣類は必ず袋から出してあげてくださいね。
そのまま保管しちゃうと、ガスが発生する可能性がありますからね。

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