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2022.07.25

衣替えに必要な、防虫剤に詳しくなりましょう !

春の季節になると、おしゃれさん達はちょっと早めに衣替えの準備をしたり、パステルカラーのお洋服を着たりしてますね♪
今回は衣替えシーズンには不可欠な、防虫剤のお話です。
衣類の虫くい被害は、地球温暖化や住まいの気密性が向上して、年々増加してるそうですよ。
お洋服を収納する時は、汚れをしっかりと落として、よく乾燥させて下さいね。
汚れが残ったままだと、虫くいの原因になったり、湿気が多いとカビの原因になったりします。
また、衣類をギュウギュウに詰め込んだりせずに、ゆとりをもって湿気の少ない場所に保管して下さいね。

何事も余裕が大事♪
詰め込み過ぎは、効果を発揮しにくいんです。
防虫剤から発生するガスは空気より重い性質があるので、衣類の間や、上に置くようにして下さいね。
ちなみに、市販されてる防虫剤には4種類あるって知ってました?

パラジクロルベンゼン系
防虫剤の中で、一番即効性があります。
でも、効き目が早い分、じつは効果も早くなくなってしまうんです。
定期点検などで、補充管理には気をつけたいですね。
防虫剤が気化するスピードが速いので、臭いも早く飛ぶのが特徴です。
ウールやシルクなどの、虫さん達が大好物な素材に適しています。
高温多湿の場所では、溶けて染みになりがちなので、注意が必要です!
ラメ・金糸・銀糸・スパンコール、合成皮革などにはお避け下さいね。

ナフタリン系
効き目が弱くて、ゆっくりと持続するのが特徴です。
強い臭いがあって、消えにくいんです。
着用頻度の低いフォーマルウェアや、雛人形などの防虫にも適しています。
直接触ると、炎症を起こしたりするので、注意が必要ですよ。
ラメ・金糸・銀糸・スパンコール・塩化ビニールなどにはお避け下さいね。

しょうのう系
歴史的に最も古く、江戸時代から使われている防虫剤です。
くすの木から抽出されていて、添加物・化学薬品などは使用してません。
お香のような、メントールのような独特な臭いがありますが、効果はさほど強くないんですよ。
でも、全ての衣類に使えるんですよ!特に、和服・着物などには最適ですね。

ピレスロイド系
防虫剤特有の臭いがほぼないので、気になる方にはおすすめです。
また、他の防虫剤と混ぜて使えるのも特徴ですね。
速効性もあり、持続性もあります。
取替えサイン付きの物が多いので、交換時期を管理しやすいです。
普段着やスカーフなどに適していて、洋服タンス・衣装ケースなどにも気軽に使えます。
でも、銅を含む金属製品(真ちゅうのボタンなど)はお避け下さいね!
4種類それぞれの特徴を簡単にお話しましたが、
最初の3つ(パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのう)は絶対に混ぜて使用しないで下さい!!
もし、間違って一緒に使ってしまうと、化学変化を起こしてしまいます。
思わぬ染みなどの原因になってしまうんで、絶対に混ぜちゃダメですよ!
防虫剤にも相性があるんですね♪
市販の防虫剤もいいですが、クリーニングしたついでに防虫加工もおすすめします。

クリーニング店の防虫加工
防虫加工そのものを、お洋服につけるので、繊維の中に入りやすいんです。
つまり、市販のものとは比べ物にならないくらいの効果を発揮します。
害虫被害が酷くて、悩んでたお客様からも、「虫の被害がなくなった」という嬉しいお声もお聞きます。
もちろん、弊社でもオプションメニューですが、防虫加工もお受けしておりますので、お気軽にスタッフにお尋ねくださいね!

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