2022.07.25
しっかり、防虫対策しちゃいましょ!
寒い冬を超え、暖かい春になると、さまざまな生き物が活動し始めますね。
衣類の害虫もその例外ではないですよ。
衣類の害虫は特に夏季に活動しますが、暖房の効いてる現在では1年中、害虫の被害にあう事がありますね。
外出中などに衣類に卵が産み付けられて、クローゼットの中で卵が孵化し、虫食いの被害を受けるケースが多いようです。
綿などの植物繊維よりは動物繊維を好み、その中でもカシミア、アンゴラなどより高価な物を優先して食害を起こすので、大切な衣類から被害に遭い易いんですよ。
また、染みや汚れがついたままの衣類も餌になりますから、しっかり綺麗にして、衣替えしてあげてくださいね。
衣類の害虫には大きく分けると、4種類!!
イガ・コイガ・ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシの4種類です。
イガ ・ コイガ の特徴
イガは「衣蛾」と漢字で書きます。つまり、衣類につく小さな蛾のことです。
タンスの中など暗くじめじめしたところに発生しやすい害虫です。
幼虫の時は毛織物、絹織物、カーペットを食害していきます。
さらに、その繊維と糞で筒状の巣をつくります。
巣は成長するにつれて、大きくなりますが、繊維と同系色のため、なかなか見分けがつきにくいんです。
コイガは、綿など植物性のものも餌にするため、かなりやっかいな害虫ですね。
ヒメカツオブシムシ ・ ヒメマルカツオブシムシ の特徴
カツオブシムシは、名前のとおり、乾魚や乾肉など動物性の食品を食べる甲虫です。
その中でも、特にこの2種類は衣類の害虫として、と~っても嫌われています。
ウールやシルク、革なんかも大好物です。
衣類にまぁ~るい穴が開いていたら、この虫の仕業ですね。
1匹が食害する面積はわずかなんですが、上から下に向かって衣類を食べていく習慣がありますから、重ねていた衣類全てに穴があいてしまう事もあります。
成虫は、春に咲くマーガレットやデイジーなどの白い花によくいます。
お花の中を覗いてみてください。たぶん、すぐ見つかると思いますよ。
衣類を食べるのは、幼虫の時期だけで、成虫になると花の蜜などを吸って、成長するそうです。
衣類の害虫【大日本除虫菊株式会社さま】
(ちなみに、衣類以外の虫も詳しく載ってますよ。)
防虫対策をケチったばかりに、大切な衣類に穴があいた!!
なんてならないように、衣替えの時に一緒に防虫対策をしちゃいましょう!
ご家庭で防虫剤?クリーニング店で防虫加工?
家庭用の防虫剤はタンスの一番上に置いたり、クローゼットの中に吊るしたりと、色々種類がありますね。
でも、ここで誤解しないようにしなきゃいけない事は「防虫剤を入れたから、絶対害虫に遭わない!」ってわけではないんです。
こうやって言っちゃうと、不安になられる方もいるかもしれませんが。。。
まず、防虫剤を入れる事によって、触覚で嗅ぎ分けて、虫が寄ってきません。
だから、虫は他の衣類の所へ行っちゃうんです。
でも、と~ってもお腹が空いた虫の目の前に防虫剤入りの衣類を置くと、食べるか?食べないか?迷ってしまうそうです。
だって、虫にとっては生きるか死ぬかですもん!
んで、その結果食べてしまうと。。。死滅しちゃうんですね。
「市販の防虫剤では効果が不安」「大切なコートをしっかり防虫してほしい」など、クリーニング店によっては防虫加工のメニューがあるお店もありますから、受付のスタッフさんに聞いてみてくださいね。
クリーニング店での防虫加工はお洋服そのものにつけるので、繊維の中に入りやすいんです。
つまり、市販の物とは比べ物にならないくらい効果を発揮します!
害虫被害がひどくて悩んでいた方も、虫の被害がなくなったなどのお声を聞きます。
弊社でも、オプションメニューですが、防虫加工もお受けしています。
金額は1点550円~ でお受けしてますよ。
特に、ウールやシルクなどはおすすめですね!
匠抜き+クリーニング+防虫加工をしてから、クローゼットへ収納!
これで、来シーズンまではばっちりですね!